「よく頑張ってるね」と言えるようになるまで
要因が同じかは分かりませんが、
うちの子は新生児のころから、あまり眠らない子でした。
「あれ、もっと寝ると思っていた」
「どうやって寝かせたらいいの?」
初めての子育てで、右も左も分からない状態。
お腹がすいているのか、オムツか、体調不良か。
考えられることはすべて確認しても、
それでも寝ないことが多かったのを覚えています。
月齢が上がっても状況は変わらず、
夜もお昼寝も、とにかく寝るまでに時間がかかりました。
今も確実に寝せたい日のお昼寝はドライブ一択です。
夜9時に消灯しても、時間がかかるからと
少し早く消灯にしたとて
寝るまでに2時間かかることも珍しくありませんでした。
さすがに限界で、
「寝るよ!」と怒ってしまったことも何度もあります。
そんなことをしても意味がないと分かっているのに。
キャパオーバーでした。
子育てで何が一番つらかったかと聞かれたら、
私は迷わず「寝かしつけ」と答えます。
「なんで寝ないの?」で頭がいっぱいだった毎日
里帰りで夫と離れていたとき、
「まだ寝ない」と弱音を吐いた私に、
返ってきたのは
「いつか寝るよ」というLINEでした。
その瞬間、
怒りとも悲しみとも違う、
言葉にできない感情が込み上がってきたのを覚えています。
今では主人も同じ気持ちです。
・お外遊びが足りない?
・疲れすぎ?
・眠いはずなのに、どうして?
なかなか寝ない夜、いつもイライラしていました。
断乳してからは、特に。
眠いのに眠れない子ども。
かわいそうでもありました。
だって、本人も同じくつらいはずだから。
SNSの「簡単に寝た」に追い詰められていた
SNSを見ると、
「ねんトレで寝ました」
「トントンしたら寝た」
「真っ暗にしました」
そんなイージーな言葉ばかり。
藁をも掴む思いで検索。
朝起きて◯時間後が眠くなるから、
セロトニンを浴びて、
起きた瞬間から寝る準備が始まっている、
お昼寝時間の調整、
リラックス効果、アロマ、
寝る時間から逆算してのお風呂タイム
見ているまま寝るプロジェクター。
思いつくこと、勧められることは、
ひと通りやってみました。
でも、どれも合いませんでした。
今思えば、
子どもの特性に合っていなかったのだと思います。
夜は毎回「修行」だった
寝る前になると、独り言が増えました。
今日あったこと、思いついたこと、
ずっと話し続ける。
話しかけられることも多く、
頭の中がくるくる回っているような様子でした。
どうやら、
全部外に出さないと眠れない子だったようです。
それなのに私は、
「寝かせなきゃ」という気持ちばかりで、
必死になっていました。
泣いても意味なんてないのに、
涙が止まらない夜もありました。
「寝かせなきゃ」を一度、脇に置いたら
あるとき、
「寝かせなきゃ」という気持ちを
一度だけ脇に置いてみました。
問題が解決したわけではありません。
でも、不思議と
心が少し軽くなったのを覚えています。
今でも、すぐ寝るわけではありません。
すべての欲求を満たして、
落ち着いて、やっとうとうとする。
そんな感じです。
やってよかったこと(合う・合わないはあります)
「これをすれば寝ます」という話ではありません。
あくまで、
うちの子には合ったことです。
・寝る少し前、気づいたときに照明を少し暗くする
・部屋をシンプルにし、壁の絵やポスターを外す
(視覚から入ってくる情報をできるだけ減らす)
・テレビは見せない
・ルーティンを作る
(歯磨き → トイレ → 本の選書 → 本読み → 消灯)
・寝る前に身体のマッサージ
・身体の一部分触れてねる(安心するようです)
根気のいる事もあれば些細な事もあります
親子ともに少し楽になりました。
うちの子の場合は繊細と過敏なので
情報の遮断や安心感がプラスに働いたのかなと
予想しています。
同じ夜を過ごしている方へ
眠れなかったあの夜、
息子のおしゃべりな言葉が止まらなかったのは、
わがままでも、困った行動でもなく、
安心したかっただけなのかもしれません。
脳の仕組みか、繊細さ、敏感ゆえ。
それでも向き合おうとしていた
頑張って寝かしつけしていた
あの頃の私に、
今ならこう言いたいです。
よく頑張ってるね。
もし今、
同じような夜を過ごしている方がいたら、
あなたにも同じ言葉を届けたい。
正解が分からなくても、
うまくできなくても、
ここまで本当によく頑張っています。
何かひとつでも、
ヒントになったり、
心が少し軽くなりますように。