子どもとの約束を破ってしまった日|「説明」より先に必要だったこと

子育てをしていると、

「ちゃんとやっているつもりだったのに」と

あとから気づかされることがあります。

今回の出来事も、そうでした。

私は、子どもとの約束はできるだけ守るようにしています。

というより、「守るもの」だと思ってきました。

迎えの時間。

帰ってきたら一緒にすること。

小さな約束でも、軽く扱わないようにしてきたつもりです。

だからこそ、

今回の出来事は、やってしまった…と胸に残りました。

「1番に迎えに来てね」

その週のはじめ。

月曜日、火曜日、水曜日。

「まま、1番に迎えに来てね」

そう言われていました。

お迎えは14時45分以降。

私は、できるだけ早めに行き、

毎日「1番」で迎えていました。

木曜日は、言われなかった

木曜日。

その日は「1番に来てね」と言われませんでした。

「今日は約束していないし、大丈夫かな」

そう思いながらも、

“きっと今日も早く来ると思っているだろうな”

という気持ちがどこかにあり、

それなりに早めには向かいました。

けれど、結果は2番。

泣き出す前の、あの一瞬

先生から子どもを引き渡されたとき、

もう、表情がおかしい。

目が潤んでいて、

泣くのをぐっと堪えているのが分かりました。

何も言わず、

私の手を引いて、車へ向かう。

あぁ、

これはもう、泣き出す直前だな、と。

車に乗った瞬間、あふれた気持ち

車に乗った瞬間、

「うわーっ」と泣き出しました。

「2番だった」

「1番がよかった」

その言葉を聞いたとき、

はっとしました。

この子の中では、

今日は“約束していた日”だったんだろうな、と。

説明より先に、気持ちを受け止めた

私は、一旦理由の説明を飲み込みました。

「今日は言われてなかったから」

「ママも早く来たんだよ」

そう言いたくなる気持ちは、正直ありました。

でも、この子は

気持ちを置いたまま、切り替えられるタイプではありません。

昔から。

だから、

「ここはママが悪かったね」

「1番だと思ってたのに、来なかったら寂しいよね」

そう伝えました。

チョコがあっても、

別の楽しい話題があっても、

感情をごまかして前に進むことはできない子です。

納得してからでないと、切り替われない。

約束は、していなくても、約束だった

落ち着いてから、思いました。

「今日は約束していない」

それは、大人の側の判断だったのかもしれない、と。

この子にとっては、

これまでの積み重ねから生まれた

“見通し”であり、“信頼”であり、

十分に重たい約束だったのだと思います。

守れる約束だけを、結びたい

大人が約束を守ることで、

子どもも約束を守れるようになるのに。

そう思ってきた私自身が、

その重さを少し見誤っていました。

いつもは、約束を守っている私。

だからこそ、この出来事は強く心に残りました。

子どもとの約束は、

大人が思っている以上に重たい。

だからこそ、

守れる約束だけを結びたい。

そして、

たとえズレてしまったときは、

理由より先に、気持ちを受け止めたい。

そう、改めて思った日でした。

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この記事を書いた人

答えよりも、向き合ってきた記録。

この場所では、
子どものことで悩み、
正解が分からなくなったときに、
母として立ち止まり、
考えてきたことを
言葉にしています。

敏感さや悩みながらの子育ての中で
「どうすればいいか」よりも、
すぐに答えを出せないまま、
立ち止まりながら考えてきました。

子育てのこと、暮らしのこと、学びのこと、
そして生き方のこと。
結論を急がず、
向き合い続ける時間と姿勢を、
ここに残しています。

ここにあるのは、答えではありません。
けれど
「私だけじゃない」と思って向き合える記録です。

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