園を選び直してから、子どもと私に起きた変化

目次

モンテッソーリの環境に出会うまで

保育園を退園してからしばらくの間、

私は仕事や次の園のことは考えず、

子どもと私のケアに専念しました

あのとき、確かに失われたものがあった気がして。

それは

「預けたこと」そのものではなく、

大袈裟かもしれないけれど、

一緒に積み上げてきた信頼だったのだと思います。

日中は、二人で過ごしました。

特別なことはしていません。

お天気のいい日は公園へ出かけ、

ただ、そばにいて、同じ時間を過ごす。

その、何でもない時間を

とても大切にしました。

ご縁があって、モンテッソーリの教室へ

そんな中で、ご縁があり、

モンテッソーリの教室へ

週に一度、通うようになりました。

そこは、

子どもをモンテッソーリ環境に置ける場所であると同時に、

私自身が学ばせてもらう場所でもありました。

ベビークラスでマンツーマンだったこともあり、

子どもへの関わり方、

モンテッソーリの考え方や価値観を、

自然と教わっていたように思います。

「どう育てるか」ではなく

「どう関わるか」

実は、子どもが生まれる前から、

モンテッソーリの資格を持つ母に勧められ、

関連する本を何冊か読んでいました。

だから、

全く知識がなかったわけではありません。

それでも、

実際に子どもと向き合う日々は、

本で読んだ通りにはいかず、

正直、手に負えないと感じることも多かった。

知っていることと、

できることは、違う。

モンテッソーリの教室に通い、

先生と子どもが関わる姿を間近で見ながら、

少しずつ、

理解が「知識」から「実感」に変わっていきました。

その視点をもらえたことは、

私にとって、とても大きなことでした。

育てにくいと感じていた行動も、

理由のないものではなく、

何かを訴えているサインなのだと知りました。

「なんで泣くの?」

「なんで癇癪を起こすの?」

“なんで、なんで”と考えていた私が、

少しずつ、

子どもに寄り添えるようになっていった

そんな感覚があります。

この話は、また別でまとめたいと思っています。

8か月後、もう一度「預ける」という選択

その後、就職が決まり、

翌年の春から入園することにしました。

預けたい先はこの園一択でした。

それは退園から、8か月後でした。

正直、不安がなかったわけではありません。

でも今回は、

ここなら大丈夫かもしれない

そう思える感覚と

「ここに預けたい」という強い想いがありました。

初日は泣いた。でも、違っていた

入園初日。

子どもは、泣きました。

でも、その泣き方は、

前とはどこか違っていました。

環境も、先生も、

安心できると感じられる場所だった。

週に一度、教室で先生と接していたこともあり、

子どもの中に、

少しずつ信頼が育っていたのかもしれません。

だから私も、

「この子を預けても大丈夫」

そう思えたのだと思います。

登園後すぐに、

何枚もの写真を送ってくださったこと。

それも、何日も。

私の気持ちまで気にかけてくれる先生の存在は、

大きな安心につながりました。

もちろん、

その後も泣いた日はたくさんあったと思います。

それでも、

その一つひとつを、

子どもなりに乗り越えていってくれ、

その姿で私も頑張ることができました。

「わかっている」姿に、涙が出た日

おそらく「ままー」と泣いたあと、

先生から渡された園のスケジュール表。

そこには、

「おやつのあとに、ママがお迎え」

と示するタイムスケジュール表

それを、

一生懸命理解しようとしている写真がありました。

1歳8か月。

言葉では伝えきれなくても、

視覚で伝えることで、ちゃんと分かっていた。

そのひとつひとつの配慮が、

子どもの安心につながっていたのだと思います。

帰りの車で、すぐ眠った

お迎えの帰り道、

車を走らせてすぐ、眠りにつきました。

疲れたのだと思います。

でも、不思議とそこには、

つらさではなく、

「やり切った」という小さな充実感が滲んでいました。

先生より「がんばりましたよ」のお言葉も

胸が熱くなりました。

当初の園との違いだと感じたこと

大きな違いは、園の方向性、

モンテッソーリ 教育の園であること。

印象に残ったのは、

声のかけ方 整えられた環境 先生の在り方

「保育」というより、

小さな子どもを、一人の人として接している

真のモンテッソーリ 教育を

実現している園でした。

「自分でやりたい」を、

急かさず、止めず、

長い目で見守る姿勢。

年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんがいる環境も、

良い刺激になっていたと思います。

自立が進んだ、その裏側で

もともと、

立派な大人が小さな体に閉じ込められているような子でした。

だから、自立は加速したように感じます。

「自分でできる」が、嬉しかったのでしょう。

一方で、

「ママ、やって」

そんな仕草も、ちゃんとありました。

それはきっと、

家は甘えていい場所だと分かっていたから。

「今日はママがやるね」

そう言って、受け止めていました。

完璧ではないけれど、確かにあった変化

夜の寝つきは、相変わらず良くありませんでした。

これは、繊細さゆえ。

この話も、また別で書こうと思います。

それでも、

表情は、明らかに違いました。

頑張っている顔。毎日、一生懸命生きている。

小さな自信が、滲み出ている顔。

それを見るたび、

「この園にしてよかった」

そう思えました。

そして今は、

はっきりと言えます。

あの時の選択は、間違っていなかった

あの出来事がきっかけで、

今のこの時間があるのだと思っています。

あの時の私へ、

そして、あの時の子どもへ。

「気付かせてくれてありがとう」

そう思えるようになりました。

すべての子に当てはまる話ではないけれど

ちなみに、

最初に通っていた園は認可保育園で

選び直した園は認可外。

決して安い金額ではありませんでした。

それでも、

少人数であること。

先生方がモンテッソーリの資格とや看護師免許を持ち経験値が高かったこと。

確かに、値段だけの理由はありました。

これは、

高い・安いの話ではなく、

何に価値を感じるかの話だと思っています。

モンテッソーリが正解、という話でもありません。

合う子もいれば、

合わない子もいる。

ただ、

その子に合う場所は、きっとどこかにある

そう信じられるようになったこと。

それが、私と子どもにとっての

いちばん大きな変化でした。

もし今、

選択に迷っている方がいたら。

急がなくていい。

選び直してもいい。

この記録が、

誰かの安心につながれば、うれしいです。

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この記事を書いた人

答えよりも、向き合ってきた記録。

この場所では、
母として、女性として、
日々の中で立ち止まり、考え、選び取ってきたことを
言葉にしています。

子育てのこと、暮らしのこと、学びのこと、そして生き方。
結論を出すことより
向き合い続ける時間と姿勢を大切にしてきました。

ここにあるのが、答えではなく、記録です。

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